動画に様々なテイストのフィルターを加えて独特な雰囲気を出そう
CyberLink ColorDirector(サイバーリンク カラーディレクター)は、動画の(明るさやコントラストなどの基本的な補正を含め)色調整ができる編集ツールです。きめ細かな色の調整ができる他、様々なテイストの色調整がされているプリセット(テンプレート)も収録されており、動画にフィルターを付けるような感覚で簡単に編集ができます。
「ダウンロード」ボタンからダウンロードできるのは30日間無料体験版です。期間を過ぎても引き続き利用したい場合は、CyberLink公式ColorDirector購入ページにてお支払いする必要があります。
動画の選択は簡単
起動したら、動画をライブラリに追加し、編集したい動画をストーリーボードに入れます。これらの操作はボタンのクリック以外にもドラッグ&ドロップ(選択したファイルをマウスで長押しして引きずり、画面に入れる操作)で簡単にできます。
トリミングやシーン別の区切りもできる
ストーリーボードには複数の動画を入れられ、1本の動画として出力できます。また、不要な似部分をトリミング(カット)したり、1本の動画をシーンごとに区切って分けることも可能です。動画をシーンごとに区切る際、画面の切り替わりを検出して自動的に分けてくれる機能があるので、手動で細かく時間を見ながら設定する手間が省けて便利です(もちろん、手動でもできます)。
動画を区切ることで、シーン別で様々な雰囲気の色調整ができ、1本の動画をユニーク、芸術的に仕上げられます(色調整については下を参照)。
プリセットで簡単に色調整
画面右上の「調整」から明るさやコントラストの基本的な補正も含めた色彩調整ができます。手動では色相、彩度、明度を8色(レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、アクア、ブルー、パープル、マゼンタ)で調節するなどきめ細かく設定できます。ただし、画像の補正をしたことがない人にとっては手動での調整は難しいと感じるかもしれません。
手動では難しい、手短に済ませたい人には、既に完成されている様々な色調のプリセットを使うことをおすすめします。まるでInstagram(Android版・iOS版)で写真にフィルターをかけるように、ボタン一つで動画にテイストを加えられます。
プリセットは25種類ほど収録されており、CyberLinkのコミュニティサイト「DirectZone」にてユーザーが投稿したプリセットも追加して使えます(追加する際はDirectZoneのアカウントが必要)。また、手動で色調整したものもプリセットとして保存できます。
変更前と後を同時に確認
色調整をする際、変更前と後を1つの画面で確認することが可能です。それぞれの画面を全部表示する他、画面を半分に分けて表示するなど様々な表示で変更前後を見分けられます。オリジナルからどのように画質が良くなったか、あるいはどんな雰囲気に変わったかが見やすく表示されます。
動画は直接YouTubeにも投稿可能
編集した動画は、様々なファイル形式(M2TS、MP4、MKV、MPEG-2、WMV)で出力できます。ファイル形式などを選ぶと同時にDolby Digital 5.1(高音質なサウンドの種類)の有無も選べます。また、動画共有サイトのYouTubeやVimeoに直接アップロードすることもできます。
環境によっては動作が遅い
お使いのPCの環境によっては、動作が遅い場合があります。利用に適した動作環境を確認する際は、CyberLink公式ColorDirector動作環境ページをご参照ください。実際に試してみたところ、ColorDirectorの画面を表示しながらMicrosoft Wordを使うと入力が遅くなりました。ColorDirectorを起動しながら他の作業をする場合はColorDirectorの画面を最小化することをおすすめします。
動画にフィルターをかけるように簡単な色調整をしたい場合に試してみてください。
ユーザーレビュー
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